面接のキラー質問でやばい人を見抜く?人間性を見極める具体例と注意点

「短い面接時間だけで、応募者の本当の姿を見抜くのは難しい…」

経験豊富な採用担当者ほど、入社後のミスマッチというリスクに不安を感じるものでしょう。

実は、意図を持った『キラー質問』を投げかけることで、準備された建前を超えた応募者の本音や価値観を鮮明に引き出せます。

本記事では、経営者の右腕として採用課題の解決を支援するKoeLが、面接で即戦力となる質問例と注意点を提示します。確実な選考眼を養い、自社の未来を託せる人材を迎え入れましょう。

目次

キラー質問とは?

キラー質問とは、その回答内容が採用・不採用の合否を左右するほど重要な意味を持つ質問のことです。

キラー質問では限られた時間の中で応募者の本音を引き出し、自社に本当にマッチする人材かどうかを的確に判断します。

事前に準備された建前ではない言葉を聞き出すことで、入社後のミスマッチを未然に防いでいる企業も多いでしょう。

ただし、矢継ぎ早に投げかけると、威圧的な態度でストレス耐性を試す『圧迫面接』と捉えられるリスクもあります。志望意欲を削がないよう配慮しつつ、相手の素顔を知るための手段として適切に活用しましょう。

キラー質問のポイント

キラー質問を単に投げかけるだけでは、相手を萎縮させたり、表面的な回答で終わったりしてしまいます。

採用の質を高めるためには、質問の質だけでなく、聞き方や事前の準備に工夫を凝らすことが大切です。

面接官として意識すべき3つの要点を確認しましょう。

応募者が回答しやすいようにする

相手の本心を聞き出すためには、まずリラックスして話せる場を整えましょう。

緊張状態では準備した建前しか出ず、本来のポテンシャルを見落とす恐れがあるためです。

明るい表情や相槌を意識するほか、面接官自身の失敗談などを先に共有してガードを下げるのも一つの手。

専門用語を避けて平易な言葉で問いかける配慮も忘れないでください。

話しやすい雰囲気を作ることで、初めて応募者の素の価値観に触れられるようになります。

求める人材像を明確にする

質問を選ぶ前に、自社がどのような人物を必要としているのかを定義し直してください。

評価基準が曖昧なままだと、キラー質問をしても合否の判断に一貫性が失われてしまうためです。

スキル重視なのか、それともチームの調和を重視するのかといった優先順位を社内で共有しましょう。

理想像が具体的であれば、それに応じた鋭い一問を選べるようになります。判断の物差しを固めておくことで、面接結果のブレを抑え、確実な選考につなげてください。

回答内容を少しずつ深ぼる

一問一答で終わらせず、その答えに至った背景を丁寧に掘り下げることが重要です。

表面的なエピソードの裏にある具体的な行動原理や、挫折を乗り越えたプロセスにこそ本質が隠れているためです。

回答に対して「なぜそう思ったのか」や「具体的にどう動いたのか」を重ねて問い、思考の深さを確かめてみましょう。

一つの話題を多角的に掘り下げることで、嘘偽りのない実力が浮き彫りになるでしょう。回答をさらに追及し、相手の価値観を立体的につかみ取る姿勢を大切にしましょう。

目的別のキラー質問具体例

面接時間は限られており、応募者の表面的な回答だけで資質を判断するのは非常に困難です。

そこで、特定の資質を浮き彫りにする『キラー質問』を目的別に使い分けるのがおすすめです。

人間性や志望度、チーム適性など、採用の現場で即座に活用できる具体的な質問例をカテゴリーごとに整理しました。自社の選考基準に合わせて最適な問いを選んでみてください。

応募者の人間性を確認する

応募者の飾らない人柄を知るには、自身の性格を客観的に捉えているか問うのが有効です。周囲からの評価を聞くことで、自己認知能力の高さや他者との関わり方が浮き彫りになります。

具体例

「周りの方からどのような性格だと言われますか?」

「あなたの長所を入社後どのように活かしたいですか?」

入社希望の本心を確認する

志望度の高さを確かめるなら、他社との比較や入社後の具体的なビジョンを問うのが最適だと思っています。準備してきた志望動機を超えて、自社を選んだ独自の理由や熱意を掘り起こせるためです。

具体例

「当社の第一印象と現在の印象に変化はありますか?」

「もし選考に落ちた場合、どの企業に進む予定ですか?」

チームワーク性を確認する

協調性の有無を判断するには、過去の集団活動における役割と対立への対処法を聞いてください。困難な場面での振る舞いを深掘りすることで、周囲と協力して業務を遂行できるかどうかが明確になるからです。

具体例

「仲間内で対立が生じた際、どのように対処しますか?」

「良いチームと悪いチームにはどんな違いがあると思いますか?」

自社と合うかを確認する

カルチャーフィットを測るには、応募者が理想とする職場環境を問いましょう。カルチャーフィットとは、企業の文化や価値観と応募者の資質が一致している状態を指します。カルチャーフィットしていないと、入社後の早期離職につながりやすくなります。

具体例

「どのような環境で働きたいと考えていますか?」

「当社の魅力は他社と何が違うと思いますか?」

仕事への姿勢を確認する

業務に対する責任感や意欲を見極めるには、失敗への対処法やキャリアビジョンを聞いてみてください。挫折をどう乗り越えたかという経験には、その人の仕事に対する誠実さや成長意欲が色濃く現れるからです。

具体例

「これまでの人生で最も挑戦したことは何ですか?」

「5年後、どのような人材になっていたいですか?」

キラー質問をする際の注意点

キラー質問は応募者の本質に迫るための強力な手段ですが、一歩間違えると企業の信頼を大きく損なうリスクを孕んでいます。

意図せず相手を不快にさせたり、法的な問題に発展したりすることを防ぐために、あらかじめ『越えてはいけない一線』を明確にしておきましょう。

ここでは、面接官が陥りやすいミスや、配慮すべき要点を3つの視点から整理しました。

答えづらいテーマにしない

応募者が回答に困るような、抽象度の高すぎる質問は避けるべきです。

意図が不明確な問いかけは、応募者に不要な心理的負担を与えるだけで、本来見極めたい適性を正しく測ることができないためです。

たとえば「あなたを一言で表すと何ですか?」といった曖昧な質問では、相手は評価基準が分からず困惑してしまいます。

代わりに「仕事をする上で、ご自身の強みをどう活かしたいですか?」といった、具体的な範囲を絞った聞き方を心がけてください。

期待する情報の方向性を面接官が示すことで、相手が自身の経験を存分にアピールできる環境が整うでしょう。

差別につながる質問をしない

応募者本人に責任のない事項や、個人の自由である思想に関する質問は絶対にしないでください。

出身地や家族構成、宗教などを理由に採否を判断することは『採用差別』にあたり、法令に抵触する恐れがあるからです。

具体的には、本籍地や両親の仕事、支持政党、あるいは将来の結婚や出産の予定を尋ねることがこれに該当します。

これらは業務遂行能力とは一切関係がないため、面接の場では完全に切り離して考える必要があるでしょう。

何気ない雑談のつもりであっても、企業の社会的責任が問われる重大な事態を招きかねません。スキルや実績のみに焦点を当て、公平な姿勢で選考に臨むことが、良質なマッチングを助けてくれます。

威圧感のある質問をしない

相手を追い詰めるような、攻撃的で高圧的な質問スタイルは避けましょう。

執拗に「なぜ?」と繰り返したり、回答を頭ごなしに否定したりすると、応募者は尋問されているように感じて萎縮してしまうからです。

返答に対して嘲笑したり、不自然に長い沈黙を続けて心理的なプレッシャーを与えたりする言動は、志望度を著しく下げる原因となります。

相手を尊重し、対等な関係性の中で本音を引き出せるような、オープンクエスチョン(「はい」「いいえ」で終わらない質問)を中心とした対話を心がけてください。

キラー質問を有効に活用しよう

本記事では、採用面接で応募者の本質を見抜くキラー質問の具体例や活用法について解説しました。

重要なのは、単に相手を試すのではなく、対等な対話を通じて自社で共に成長できるかを深く確かめる姿勢です。

まずは、今回ご紹介したリストの中から、自社の課題に直結する項目を3つ選んでみてください。

次回の面接で、回答の背景を「なぜ?」と一歩踏み込んで深掘りする準備を整えることから始めてみましょう。求める人物像を再定義し、質問の意図を明確にできれば、選考の精度は確実に高まっていくはずです。

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